ネクサスコートでの暮らし

80歳代 男性 要介護1

ご本人の意欲や関心を促し認知症の方にも喜びを

既往症 アルツハイマー型認知症
現病歴 脳梗塞
入居理由 一人で気丈に暮らしてきたが、徐々に食事や清潔保持など日常的なことができなくなる。定期的に訪れていた息子さんが、これ以上一人暮らしは難しいだろうと、自宅に近いネクサスコート青葉台に相談。趣味である園芸ができる環境も決め手となり、入居を決断。
日常生活動作 食事 …… 経口摂取
入浴 …… 普通浴
排泄 …… リハビリパンツ 一部介助
会話 …… 普通
歩行 …… 一部介助
  • 天気の良い日は介護職員と一緒に庭園を散歩。
  • 自然に触れることでも安定効果が。

ネクサスコート青葉台では現在、入居者の約半数に何らかの認知症の症状が見られます。

「一口に認知症と言っても、お元気だった頃の生活スタイルや環境によって、症状にかなり個人差があります」。

どこで育ち、どういう経緯で今こういう状態になったのか。その方のプロフィールをスタッフ全員で把握することが、最初の重要な仕事。

「認知症の方は、ご入居されて最初の1カ月は、家に帰りたいと何度も言われます。どういう理由でここに来たのか認識ができないんですね。そんな時、お習字やお花など、その方に合ったレクリエーションにお誘いすると、とても落ち着かれます」。

ネクサスコート青葉台の敷地内にある庭園では、かつて畑仕事が好きだったという認知症の方が野菜や草花を育てています。毎日花を摘んでは施設内に飾ったり、収穫した野菜が食事に出されることも。

庭園以外にも、周辺には緑が豊富。介護職員に手を引かれ近所を散歩しながら季節を感じると、認知症の方はとても安定するようです。

「日中いろいろ活動することで、夜の睡眠が深くなり、一日のリズムが整う。これが大事なんです」。

起床から就寝まで、規則正しい一日の行動すべてに介護職員が付き添っているのも、有料老人ホームならでは。その際、介護職員は、できる限り自立を支援します。

「“してあげる”のではなく“見守る”。ご本人の持てる力を奪い取らないようにしています」。

認知症の方は、時に感情が抑えられなくなることもあり、それに悩まされるご家族が多いのですが、それすら受容するのがプロの介護だと山口施設長は言います。

「ここでは感情をコントロールしなくていいんです。行動制限はもちろん、心の抑制も認知症には良くありません。受容することでご入居者様も満足してくれますし、それが私たちの満足にもつながるんです」。

  • 介護職員 福島 光臣
  • ネクサスコート
    介護職員 福島 光臣

認知症の症状は人によって違うので、介護職員同士情報を共有するよう努めています。介護職員によって対応が違っては、ご入居者様が戸惑いますから。他の病気を合併している方も多いので、看護師との連携も密にしています。